今回はポルトガルのプログラミング教育の現状についてまとめてみます。
ポルトガルの情報は少なかったので、記事も短めです。
 
 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

過去回はこちらからご覧ください。↓

文部科学省が調査した海外のプログラミング教育に関するレポートが長くて難解なので、分かりやすく解説して見ます。(英国編)

【海外事情第二弾】1991年に独立したエストニアはスカイプを生んだ国!教育も進んでます!

【海外事情第3弾】フランスのプログラミング教育についてまとめてみました。

【海外事情第4弾】ドイツのプログラミング教育の現状はなんだか日本の現在と似ていました

【海外事情第5弾】教育で世界トップのフィンランドでは、プログラミング教育をどう捉えているのか?!

【海外事情第6弾】イタリアでも推進中のプログラミング教育!

【海外事情第7弾】スウェーデンはICTリテラシーを読み、書き、計算に次ぐ、4番目の基本スキルと考えています!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 
ポルトガルの義務教育は12年生(6歳~18歳)までですが、今回は9年生までを対象に調査研究されたようです。
しかしポルトガルではナショナルカリキュラム(国がどのような内容を学校で子供たちに教えるのかを決めること)としてのプログラミング教育はされていないようです。
 
 
他の国と様子が違うようですね。
 
 
ポルトガルはKyeCoNetという取り組みに参加しています。
 
KeyCoNetとは、ヨーロッパ諸国からの100以上もの教育関係組織がネットワークを広げ、学校教育における主要コンピテンシー(人事評価の考え方で、成果を生む望ましい行動特性のこと)の実施の改善をするという取組です。
 
 
参加各国がそれぞれの課題解決と強みを活かす取組をする中、ポルトガルは「第2言語としてのポルトガル語」と「EduScratch」の2つの取組を推進してきました。
KyeCoNet自体は2014年で終了しましたが、その後もEduScratchを継続することにしているそうです。
 
 
ですのでポルトガルの教育科学省及び関連組織が推進するプログラミング教育を含む取り組みである「EduScratch」についてまとめていきたいと思います。
 
 
EduScratchは2010年に開始され、「Scratch」を用いた教育現場におけるプログラミング教育として7~8年生(12~13歳)に導入されました。
Scratchで生徒にプレゼンテーション、アニメーション、ゲームなどを作成させていています。驚くことにこの取組により生徒のコンピュショーナルシンキングやデジタルスキルを伸長させる可能性があることが証明されているそうです。
確かにScratchは、初心者から上級者まで楽しめる奥が深いプログラミングですよね…!
 
 
【海外事情第8弾】ポルトガルはScratchを活用!「EduScratch」とはなにか!?
 
 
この取組においての目標は以下の通りです。(KyeCoNetのケースノートの文章を引用)
 
 
『多くの生徒は想像力と創造力を 12 年の学校生活の間に失う。結果として、重要な市民、クリエイター、起業家になることを可能にする、より高いレベルの技能を身につけないまま卒業する。
若い人たちは情報通信技術(ICT)との緊密かつ気楽な関係を持っているが、学習活動においては、いまだに ICT と上手な付き合いができていない。そこで、生徒が刺激され、やる気がでるような、そして生徒自身が積極的に役割を持つような学習環境を構築するために、「Scratch」のような学習ツールの利用を促進することとした』
 
 
簡単に言うと、生徒たちは私生活ではインターネットなどの情報技術は当たり前に使っているけど、詳しくは知らないし勉強しようとも思わないから、もっと情報技術に興味を持ってもらうためにScratchで勉強しよう!ということです。
 
 
その後の文章で、Scratchは直感的に画像を用いて動作させるビジュアルプログラミング環境と書かれています。ゲーム感覚で考え方を学ぶ、ということがどこの国でも共通であるような気がしますね。
 
 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

過去回はこちらからご覧ください。↓

文部科学省が調査した海外のプログラミング教育に関するレポートが長くて難解なので、分かりやすく解説して見ます。(英国編)

【海外事情第二弾】1991年に独立したエストニアはスカイプを生んだ国!教育も進んでます!

【海外事情第3弾】フランスのプログラミング教育についてまとめてみました。

【海外事情第4弾】ドイツのプログラミング教育の現状はなんだか日本の現在と似ていました

【海外事情第5弾】教育で世界トップのフィンランドでは、プログラミング教育をどう捉えているのか?!

【海外事情第6弾】イタリアでも推進中のプログラミング教育!

【海外事情第7弾】スウェーデンはICTリテラシーを読み、書き、計算に次ぐ、4番目の基本スキルと考えています!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

カテゴリー: BLOGNEWS