2016年12月14日の第11回沖縄国際大学寄付講座は、デジタルハリウッドSTUDIO沖縄より、名嘉氏にご登壇頂きました。
開始早々、ユニークな自己紹介を展開。
名嘉氏の壮絶な経験を、エンターテイメントに話してくださいました。
学生時代にアルバイトで入った会社で、最下位という烙印が付いてしまった名嘉氏。
それから猛烈に働き、1年後には九州1位、全国でも上位という成績を収めるに至ったご経験があるそうです。
その時の売り上げは、月1,000万円!アルバイトなのに!!
学生の皆さんからも感嘆の声が上がっていました!
しかし、その会社には入社せず、さらに壮絶な経験を重ねます。
その実績は、40カ月連続目標達成や、8,000人との面接など、尋常ではない数字が次々と上がっていきます。
凄すぎです。
そうした経験から学んだ事は、
・未来を見据えるべし
・親・先生を敬うべし
・しっかりと就活すべし
という事。
自分の将来をきちんと考えて動かなければ、苦しい道を歩む事になるという学びがあったそうです。
また、親や先生は、ちゃんと子供たちの事を考えてアドバイスをしてくれているので、ダサいなどと思わずにきちんと耳を傾ける事の大切さを学生に伝えていました。
また、壮絶すぎる会社に入らないように、しっかりと企業研究をしましょうという言葉にも、経験者が語ると説得力があります。
学生の立場を考えて、ご自身の失敗も成功も分かりやすく伝えてくださいました。
そして、今取り組んでいるデジタルハリウッドSTUDIO沖縄の紹介に入ります。
沖縄を盛り上げる為に、行っている人材育成事業。
長く人事をされていた名嘉氏の強い思いが感じられる取り組みです。
他では、なかなか用意する事が難しいカリキュラムや講師陣。
それだけでなく、学んだあともきちんと活躍出来るようにする強力なサポート体制。
名嘉氏の人脈をフルに活かしたネットワーク形成など、沖縄の人材に寄せる期待の強さに、刺激を受けました。
そうした名嘉氏に学生から、「学校の授業に意味を感じられないが、どうしたらいいか?」という質問がありました。
学校の内容は、その人が目指す道によって意味の重さが違うのですが、毎回授業に出席し、レポートを書き、提出するという作業を習慣として慣れておくことは、社会に出てからも重要という回答。
また、授業の聞き方として、うなずいたりでもいいからリアクションを講師に返すと、講師のパフォーマンスがグッと上がり、授業は楽しくなるから、後ろの席を陣取るのではなく騙されたと思って前の席に座る事を勧めてくださいました。
また、学生に行って欲しい事の中で、そう簡単に身につかないので今から意識しておく事を3つアドバイスしてくださいました。
1、元気さ。
2、素直さ。
3、ポジティブさ。
この3つは研修では身に付きにくく、本人の習慣によるところが大きいため、今から意識的に行い、身に付ける事が重要との事。
元気さについては、声を大きく出す事を意識する。
素直さについては、言われたことを否定から入るのではなく、一度受け止める。
ポジティブさに関しては、嫌なこと、辛いこと、悪いことがあっても、きっとこういう意味なんだ、とか、視点を変えればこういう風に捉えることもできる、というように前向きに考えるように努める事。
これらを今日からでも始めた方がよいという事でした。
その他、人事という仕事についても面白い側面を語っていただきました。
大変、貴重な時間となりました。
名嘉さん、ありがとうございました!!