2016年11月14日に沖縄国際大学にて、講話を行いました。
今回の講話は、約1ヶ月前に出した課題の発表とまとめです。

1ヶ月前に出した課題は、出来るだけ多くの社会人と会い、様々な価値観と触れること。
4、5名のチームを組み、何名くらいに会うことを目指すか目標数を設定しました。

学生は最初の30分を使って、チームメンバー同士、報告を行います。
ポイントは、学びとなった価値観と違和感だった価値観をアウトプットすることです。

仲間とアプトプットしながら、互いの学びを共有して自分のものにしてもらいます。
このことをまとめて、発表を行ってもらいました。

印象的だった事を箇条書きにします。

・多くの学生が、この課題によって行動を後押しされた
・現実的な話を聞いて、困惑したものの学びにしていた
・一人一人発表してもらう事で、共有がうまくなされた
・課題と向き合えなかった学生も、仲間の話を聞いて刺激を受けていた

このような授業スタイルは、初めて実施しましたが、学生の成長に繋がったようで、成功と言えそうです。

ただ、違和感でドキッとするエピソードもあったので、いくつかあげます。

・社是では立派な事を言っていても、社員は社是に興味がない
・やりがいや成長を話しているけど、契約社員採用
・現場の人ほどリアルな話をする

などです。
これを聞いて、社会のタブー「マネーゲーム性」について考察する授業を行いました。

やりがいや、企業理念や人情などを考えないでビジネスを捉えていきます。
資本主義市場で行われるマネーゲームは、お金を多く集めれば勝ちで、失えば負けです。

そのため、法人という法律で人と認められた存在は、お金を集めることに四苦八苦します。
つまり、支出を減らして収入を増やすのです。
これは家計簿も同じ。

まず、収入を増やすためには、他人のお金をこちらに移動させる必要があります。
当然、相手も支出は嫌なので、ただでいただくことはできません。
そこで相手が欲しいと思う、商品やサービスを開発し、お金の対価としてそれを提供します。

この時、いただくお金よりも開発した商品や安いというところがポイントです。
ではなぜ、相手はそんなものにお金を払うのかというと、自分では作ることが出来ないからです。

自分で作ることの出来ないものを手に入れるためには、商品そのものの価値よりも多くお金を支払う必要があります。

収入については、これで理解できます。
今度は支出です。

法人が支出を行うのは、商品やサービスを開発するために必要なものを手に入れなければならないからです。

つまり、収入を得るためには先に支出が必要なのです。

ビジネス上、支出は出来るだけ抑えるのが良いと考えるので、開発にかかるコストを最小限化します。そして、最も大きな支出なっているのは、人件費なので、人件費を抑える活動をし始めます。

例えば、安い賃金の人材を雇ったり、システムを導入して効率化したり、引っ越ししたり、社内の制度を変えたりします。

ゲーム性の中では、社員の給与は上げないことが正解です。
(給与を上げないと、社員がいなくなり開発そのものが出来なくなるのですが、ここでは会社に対する不信感や信頼感などの心情は加味していません。)

その中で、プレイヤーである従業員は、どのように振る舞えばいいのかを知る必要があります。

支出は、自分ができな事を相手ができる時に発生します。
従業員は、法人に労働力を提供して収入を得ているので、労働力を高めれば、法人と交渉権を持つ事になります。

労働力を高めるとはすなわち、自分しか出来ない事をみつけ、質の向上を目指す事です。

学生の皆さんは、社会人からいろいろな価値観を聞いてきたので、自分が得意とする分野を生かせる企業を探し、入社後もそのスキルは伸びるのかという点で就職活動するのがいいと思いました。

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