第七回沖縄国際大学寄付講座は、株式会社いえらぶ琉球より三輪氏にご登壇頂きました。
株式会社いえらぶ琉球は、「住×IT」を行っており、大変ユニークなサービスを提供されています。
不動産の業務上不可欠な、物件情報は紙ベースで取り扱われる事が多く、手間がかかっているところにITの活用を提案されています。
紙ではなくウェブ上で管理する事で、業務効率を上げ、不動産業の手助けをしているという訳です。
講話の中で、コンビニエンスストアと不動産はどちらが多いか?というクイズがありました。
普段目にするのはコンビニエンスストアなので、不動産の方が少ないと考えてしまうのですが、コンビニエンスストアが全国に4万5千店舗あるのに対して、不動産を取り扱う店舗は全国に12万あるそうです。
驚きの数字です。普段不動産の事を気にしていないので、視界に入ってこない(普段の生活ではコンビニエンスストアの方が関心度が高い)のですが、実際にはそれだけ人々にとって重要な産業である事が伺えます。
大きな市場にサービスを提供し、急成長しているいえらぶ琉球ですが、その社風も独特です。
三輪氏いわく、「変わった人が多い」との事。
ただ与えられた仕事をこなすだけでなく、働き方に個性を生かした方が多いそうです。
その為、挑戦していこうという会社のメッセージに共感した仲間が集まり、3年目にして90名という規模に至っています。
いえらぶ琉球の目指すところは、「沖縄で一番有名な会社を創る」というものですが、その理由は僕もとても共感するものでした。
三輪氏はいえらぶ琉球の設立から携わっているのですが、沖縄に来た時に沖縄の人々の温かさや熱さというものが、とても可能性を秘めていると感じたそうです。
ところが、仕事に対する情熱がそれほどでもなく、疑問に思った三輪氏は「沖縄にはがんばっても報われにくい現状があるのではないか」と考えます。
そこで頑張ったら頑張った分だけ、ちゃんと報われる会社を創り、沖縄で一番有名になりたいと至ったそうです。
当たり前のようですが、これを実現する為にはしっかりとした成長戦略が求められ、人材育成にも力を注ぐ必要があり、時にはリスクをとる必要もあり、簡単ではありません。
それでもITを使えば、多くの人がチャンスを掴めると三輪氏は言います。
ITには、生み出すチカラがあり、これからの時代にゼロから1を生み出す人材を目指してほしいと、話してくださいました。
本日も大変貴重なお話をたくさん聞かせて頂きました。
三輪様、ありがとうございました!!