以前、読書量が一人平均150冊/年!と紹介させて頂きました、神原中学校にて今年も講話の機会を頂きました。
今回は、なんとご指名です!!
ありがたや!ありがたや!!
講話は5月に行うのですが、今回は先生方のご要望をお尋ねして実施する段取りになりました。
先生方からお聞きしたことを箇条書きにしてみます。
1.Youtuberになりたいという子が少なくない
2.IT=優秀な人の世界=自分には無理
3.工業高校や商業高校では、ITを学べて使える人になれると思っている
4.スマホは7割がもっていると思われる
5.携帯の持ち込みは禁止
6.スマホはゲーム機のように使っている
7.ITがもっと身近なものであることを気づかせたい
8.パソコンを触れる授業は技術と調べ学習
9.AIはどんな風に使われえるのか(仕事奪うってホント?)
10.今の勉強がITを仕事にする際も役立つ事を伝えてほしい
という内容をお伺いする事が出来ました。
中学生の事が少しわかったような気がします。
そこで、僕の講話は以下のようにしようと考えています。
1のYouTuberに関して。
YouTuberは誰がいつみているか数字をチェックするため、算数を使う!
YouTuberが作る面白い動画とは、伝え方が上手いから面白いという事なので、国語を使う!
YouTuberが時折行う実験は、知識がないければ危険な場合があるため、理科を使う!
YouTuberは外でロケを行うが、どこで行うのが適切かを知らなければならないので、社会を使う!
2の優秀な人の世界なのかどうかについて
どんな仕事であれ、難しい部分と簡単な部分がある!
みんなが、難しい分野だと思うのは、分からないからだし、分かろうとしないからかもしれない。
分かってしまえば簡単なところも見えてくるので、分かりやすいところから考えよう!
みんなが学校でも行っている調べ学習というのは、「検索」する事で情報を探しているよね。
検索というのは、GoogleやYahooという会社が世界中のデータを探して、自分の手帳みたいなデータベースと呼ばれるところに、どこにどんなデータがあるか書き込んでいる。
そのデータベースを少し借りて、僕たちは世界中を探し回るという手間を省いているんだぜ!
そこには、データを探すという作業とデータベースに書き込むという作業と、データベースを見やすく表示するという作業が考えらえる(本当はもっとあるけど)。
もっと細かく出来るけど、こうして分解して考えてみると、検索の仕組みが分かるんじゃないかな。
そういうところから始めてみよう!
3.工業高校や商業高校では、ITを学べて使える人になれると思っている件について
もちろん、学べると思う。
でも、どこかに行って誰かに学ぼうとするより、もっと自分の力にしやすい方法があるんだぜ!
それはとにかく何か作ってみる事。分からない事があれば、調べる事。
例えば、「テトリス 作り方」で検索するとテトリスのプログラミングのやり方が出てくる。
読んでみると、よく分からない言葉が出てきてチンプンカンプンだ!
でも、そこで投げ出すんじゃなくて、「今自分はこの言葉分からないんだ」という事が分かった!と考えよう。
そして分からない言葉を調べれば、分かるようになるので、さっきまで分からなかった自分が分かる自分になって、テトリス完成に一歩近づく!
最初は大変かもしれないけど、テトリスを作り上げた時の感動は素晴らしいものだし、その後スーパーマリオだって作れるかもしれない。
そうやって自分でも出来ることから始めてみよう!逆に言うと、誰かに教えてもらう事だけを期待すると、テトリスを作る事は出来ないかもしれない。だって、先生がテトリスの作り方を教えてくれるかどうかは分からないじゃないか!
6.スマホはゲーム機のように使っている件について
あぁ、とてももったいない。
スマホは、君を賢くしてくれる道具なのに…
例えば、さっき話したようにテトリスの作り方を検索したら作り方を教えてくれる。
学校のテストでまずい点数を取ったら、間違えた箇所についてYouTubeで検索してみよう!
すると、それについての動画たくさん出てくるはずだ。
例えば、理科の火山の性質とかね。
ゲームをするのも楽しいけど、他の使い方もあるってことを知った方がいいな。
でも、「お母さん、YouTubeで勉強するからスマホ貸して」といってゲームしてはいけないぜ!
7.ITがもっと身近なものであることを気づかせたい
ITはもう身近なものだ。
1分間あげるので、周りの友達とこれはITなんじゃないか?ってものを話し合ってみよう。
携帯はITだね。パソコンもITだ。ゲーム機もITになっている。
Amazon echoがあるって?!それはまさにITだ!
iPad?ITだ。YouTubeももちろんITだ。
しかしまぁ、ほとんどパソコンか携帯を使うものがITって感じだね。
それでは3分あげるので、もし冷蔵庫がITと繋がったらどうなるか考えてみよう。
献立を提案する事もありえるね。
賞味期限切れになりそうなものを教えてくれるかも。
他の人の家では、人気のケチャップを教えてくれるかも。
そうそう、そう考えると身近な世界がどんどん楽しくなるんじゃないかな。
ITはそうやって身近になっていくし、君たちが実現するかもしれない。
そういう時代だという事を知ってほしい!
9.AIはどんな風に使われえるのか(仕事奪うってホント?)
AIは、仕事を奪うってことに怯えるのはナンセンスだ。
AIを使えば面倒な作業を任せられるって考えた方がいい。
例えば、プリントを配りたいとして、今ここに何名いるかを数えるのは大変だろ。AIがやってくれるならその方がいい。
人数が分かったら、その分を用意して配ればいい。
いや、配る事もAIやロボットにさせようじゃないか。
そうやって任せて設けた時間で、僕だったらどんなプリントを配ったら楽しいかをもっと考える事にするね。
その方が楽しいだろ。そんな風に使おうぜ。
10.今の勉強がITを仕事にする際も役立つ事を伝えてほしい
さっきも言ったけど、国語算数理化社会は、役に立つ!
それに、勉強する方法を学校で学べるっていう点も大事だ。
勉強する方法が分かれば、賢くなる方法がわかるって事だから、賢くなるって事だよね。
賢い方がお金だったり信頼だったり、いろんなチャンスがやってくる。
その方法を学校で勉強していて、テストとかでどのくらいその方法が身についた試すってのがいいかもしれない。
僕の場合は、学校から教えてもらう方法だけでなく、それを基本にしてもっと効率よく学ぶ方法を探したりしたなぁ。そういう場所が学校なんじゃないかな。
ながながとなりましたが、という感じで行きます!
ウケるといいなぁ。
※写真は、なんかいいので撮りました。