先日、小学校で取り組まれた面白い事例を聞きました。
それは、論理的思考を知ってもらうために、お掃除の時間を論理的に書き出す取り組みでした。
どのようなものかというと、以下のような感じです。
- 掃除開始のベルが鳴る
- 椅子をあげる
- 机を後ろに寄せる
- 掃除道具を取りに行く
- ホウキとちりとりに分かれる
- ホウキでゴミを集める
- もしゴミがいっぱいになったら、ちりとりを呼ぶ
- ホウキでちりとりにゴミを入れる
- もしちりとりにいっぱいになったらゴミ袋に捨てに行く
- 6〜9を繰り返し、もしゴミがなくなったら道具を片付ける
プログラミングを行う際の、順次処理と分岐と繰り返しが入っています。
また、経験者だと感覚的に身につけているプロセスや要素を具体的に書き出すことで、未経験の人にも分かるようになります。
この取り組みが面白いなと思ったのは、具体的に捉える観察眼と順番を間違えずに正しく整理整頓する論理的思考と状況に応じて変化するシミュレーション能力が身につく点です。
普段無意識に行なっていることをこのように書き出してみると、確かに考える力の訓練になります。
それに上記のお掃除の場合、一つ一つの項目にきちんと従えるロボットを作ってさえしまえば、あとは自動化も可能です。
習慣的無意識に行なっている作業を、もう一度見直すと、自動化できて効率的になるかも。
また、課題や問題に衝突したとき、正しく捉えることで解決までの手順を素早く効率的に導き出せるようになるかもしれません。
このような取り組みは、とても参考になりますね。
おうちでもできそう。