2017年9月より、沖縄国際大学にて寄付講座を開始しました。
講座の内容は、沖縄の大学に進学し就職していく学生の皆さんに対して、企業はどのように考え・行動しているのかを伝え、社会に出て活躍するために必要な考え方を教える事となります。
特にITの分野に関して、どのようなサービスがあり、どのように発展していくかをお伝えします。
このような寄付講座を昨年から実施しておりますが、なぜ実施する必要があったのかを記載します。
私は、前職で採用を担当していたのですが、活動する中で学生らに課題を見出しました。
一言でいうと、
「あまり考えずに就社しようとしている」
という点です。
これから家族よりも長い時間を過ごす会社のことを、きちんとリサーチしていていた学生はほとんどいませんでした。
また、ITならではかもしれませんが、会社で選んでおり職業で選んでいない傾向が見られました。
特定の専門スキルを学んだ学生であれば、そのスキルを活かした職業観を持っていると思いますが、多くの大学生は親や先輩や同級生が知る企業のことを調べており、どのような仕事をするのかを知らない学生が多いのです。
就社しようとすれば、職能は身に付きにくくなります。
会社の都合で突然仕事が変わる、無くなることもあります。そんなときに職能がなければ生き残りは難しいでしょう。
どのように社会をとらえ、スキルを身に着け、行動していくかを1日1日意識的に取り組まなければ、流されるままです。
流されるままでは、賃金アップは難しくなります。
そこで、学生時代に行っておいた方がいいことや考え方を伝える為に、講座を開いたのでした。
世界中でITがどんどん活用されていますが、沖縄ももちろん例外ではありません。
これからIT化はますます進み、仕事の在り方も変化するでしょう。
学生だけでなく、社会人のみなさんも変化を避けて通る事は出来ません。
仕事が無くなるといわれえる中、どのように順応し、勝ち残るかを戦略的に捉えられる人材となる必要があります。
IT業界で働いてきた私の目線からという乏しい世界観ではありますが、学生の皆さんに少しでも活躍してもらえればと考えております。