2017年8月17日、興南中学にて社会人講話を行いました。
興南中学は、中高一貫の私立学校。
選抜試験を潜り抜けて、入学した学生さんたちの学び舎です。
学校法人 興南学園
https://konan-h.ed.jp/
こちらで社会についての講話を行う機会をいただきました。
僕がお話をさせていただく前に、ブラック企業やホワイト企業について学んでいたそうなので、その先をお話しようと思いました。
企業を探して就職するというのは、就職ではなく就社というやつで、職業に就く事を目指している訳ではありません。
会社に就くと、会社がなくなってしまった時に、自分もなくなってしまいます。
帝国データバンクによると、ここ10年で実に18万の会社が生まれ、11万の会社が倒産しているそうです。
61%が倒産という訳です。
また、企業の平均年齢は37歳ということなので、働いている間に1度は会社がなくなる事を経験する可能性があります。
就社の前に「職」を考えなければ、環境が変わった時に対応が困難になります。
では、職とはなんでしょう。
職とは、誰かの役に立つスキルと解釈できます。
また、仕事は誰かの役に立つ事と言えます。
そう考えてみると、就職とは、誰の何の役に立つかを決める事となります。
知らなければいけない事は、会社の経営状態が先ではなく、世の中で誰が何に困っているかです。
そのためには、ニュースにアンテナを立て、勉強をし、友達とも遊ばなければなりません。
とはいえ難しい事ではなく、ただただ過ごしている毎日に、少し意識的な視点を持ち込み、気づけばいいのです。
困っている人や課題は、そこら中にたくさんありますから。
また、困っているという事だけではありません。
理想を目指している人を応援するという事も、同じ仕事だと思います。
課題と目標は、とても近い関係にあるのです。
このような話を2時間にわたってさせていただき、あまりに熱心な視線を向けられていたので、僕も熱くなって楽しかったです。
また、みなさんとはお会いしたいですね!
ありがとうございました!!