教育関係者には聞きなれた言葉だと思いますが、時々ニュースでも見かけるようになったSTEM教育。
2020年に向けて、おそらく露出が高まり、重要なKWになってくると思われますので、今うちに詳しく理解しましょう。

STEM教育についてウィキペディアでは以下のように説明されています。

STEM教育(ステムきょういく)とは、”Science, Technology, Engineering and Mathematics” すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する語である。

STEM教育の発祥はアメリカです。
アメリカでは、こうした理工系技術者を増やす事を重要施策と位置付け、年間30億ドルもの投資をしているそうです。
その他の国家、インドやシンガポールなどでもSTEM教育には力を注いでいます。

それはなぜか。

近い将来、テクノロジーの発達によって多くの仕事に変化が起こると言われています。
例えばスーパーのレジは、徐々にセルフレジに変わってきていますが、これによるスーパーは人件費を削る事が出来ます。
セルフレジの進化版は、Amazonが始めているリアル店舗「Amazon Go」です。

簡単にいうと、棚から商品をとってお会計をすることなく店からでちゃうという店舗。
お会計が自動化されているんですね。

すでに始まっている仕事の変化は、今後もものすごいスピードで変わっていきます。

一昔前まで、仕事場のデスクにはPCがありませんでしたが、現在ではPCのない仕事は無いのではないでしょうか。
これと同じように、テクノロジーを活用しない仕事はなくなるので、今の在り方はがらりと変わるのです。
デジタルの仕事をしているボクでも、3年後の未来さえ予測できません。

それでも言える事の一つが、そうしたテクノロジーを支える人材の重要性です。

1.ITを使えるだけでなく、より高度な人材が求めれる
2.現在の技術者では圧倒的に不足してしまう
3.現在の教育では、不足をカバーできない

以上のような重要な課題に取り組まないでいた場合、他国との競争に勝てないと考え、各国ではSTEM教育を取り入れているわけです。
もしSTEM教育が上手くいき、課題解決する事が出来れば、今は弱い国でも逆転の可能性があるので、先進国だけでなくいろいろな国が進めているのです。

では、具体的にSTEM教育のカリキュラムとはどのようなものでしょう。

ボーネルンドという会社の商品紹介動画ですが、分かりやすかったのでご紹介。

工作の授業みたいですよね。
これにプログラミングなども入ってきます。

英語の動画ですが、最初の1分35秒あたりまで見ていただけると、概要が分かります。

動画では子ども達が映っていますが、彼らが社会人になったとき日本の子ども達は、一緒に働く事が出来るのでしょうか。

そこで日本政府としても、IT国家を目指し2020年のプログラミング教育に踏み切ったというわけです。

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