みなさん、こんにちは。

スタッフの大森です。

2016年1月。僕は、

「これからの時代は、パソコンを使えないと話にならない!」

という事で、一念発起し転職。

子供達にプログラミングを教える事を始めました。

3月にボランティア活動から初めて、これまでに何名くらいと関わる事が出来たのだろうと調べてみると、のべ366名の子供達にプログラミングを教えた事が分かりました。

本格的に動いたのは、8月のサマースクールからなので、なかなか手応えのある人数ではないかと自分を褒めているところです。

500名以上でした!なんて言えると、ちょうどいいのですが、それでもたくさんの子供達と関われたのは嬉しい事です。

これまで

「少し難しい」

と言った子もいれば

「全然余裕!もっとやりたい!」

と言った子もいて、僕も教え方やカリキュラムの作り方をたくさん学ぶ事が出来ました。
今も工夫を重ねていて、どんどん良くなっていると思います。

これまで教えてきた中で、印象的だった子のエピソードです。

小学6年生の彼と初めて会った時、少し緊張していて自信がないように見えました。

話した会話はこんな感じ。

大森「プログラミングに興味があるの?」

彼「はい」

大森「お家でもパソコン触ったりする?」

彼「はい」

大森「パソコンで何するの?」

彼「Youtubeとかです」

大森「ふーん」

僕の話しかけ方が尋問みたいで、全然盛り上がらなかったのを覚えています。
(これに反省し、僕はもっと子供が楽しくなる会話術を磨いている今日この頃です。)

彼は、おとなしい印象で、最初のゲーム作りを始めた時も黙々とやっていました。
時折、大丈夫かな?と思って話しかけてみるのですが、ちゃんと出来ています。

「多分、集中力があるのだろう」

そう思って、僕は彼のスタイルを邪魔しないようにしました。

1回目を終えた彼は、母親が迎えに来ると少し名残惜しそうに帰って行きました。

そして2回目は、時間よりもだいぶ早く来てパソコンを立ち上げ、何やら僕に見せようとします。

なんとそこには、1回目で作ったゲームを自分なりにアレンジしたゲームがいくつもあるのです!

彼は、スクラッチでゲームを作る事にハマり、自宅でもどんどん作っちゃったというのです。

そして2回目、3回目と進むにつれて、彼の能力はどんどん開花して行きました。

教えていない事にも挑戦し、新たなゲームを次々と作るのです。

アルゴリズムの演習を出した際も、誰よりも素早く問題を解き、もっと複雑で難しい課題を要求します。

ゲームだけでなく、キャラクター作りにもどんどん取り組み、ゲームが彼の世界観になって行きました。

僕は、天才っているんだなぁと思って、彼の成長が楽しくなりました。

今も彼は、成長し続けています。
このままいけば、社会ですごく活躍できるようになるでしょう。

この取り組みが、少しだけでも役に立っているなと思えたエピソードでした。

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